Yahoo!リスティング広告に「フレーズ一致」と「絞り込み部分一致」が追加
本日、
Yahoo!リスティング広告の、2011年秋以降に予定されている、
新バージョン(Googleアドワーズのシステムを一部導入)の内容として、
「移行ポータル」にて公開情報がアップデートされている。
注目としては、
Yahoo!リスティング広告に「フレーズ一致」と「絞り込み部分一致」が追加される、
という点。
キーワードのマッチタイプは、
要するに、
現在のGoogleアドワーズと同じ仕様になるということらしい。
※画像はYahoo!リスティング広告の移行ポータルからお借りしました。
Googleアドワーズとまったく同じように、
Yahoo!リスティング広告がキーワードマッチすることはないとは思うが、
(辞書が違うため)
少なくとも、
Googleアドワーズ向けにつくったアカウントデータを、
Yahoo!リスティング広告にそのままインポートすることの大きな障害のひとつは、
取り除かれたといえる。
また、
これによって、
Yahoo!リスティング広告とGoogleアドワーズの「除外設定」の定義の違い、
という大変悩ましい問題が解消されることは期待される。
(この話は現在移行ポータルには書かれていないのでわからないが)
参考記事:
Yahoo!リスティング広告、対象外キーワード完全版 | SEM-LABO
あとは大きな変更ポイントとして、
「キャンペーンレベルで、デバイスを選択できる」
ようになる点。
これもよいバージョンアップだと思う。
「同一アカウント内でモバイルとPCの管理が可能になり、
キャンペーン単位でターゲティング機能の設定が可能になります。
また、スマートフォンやタブレット端末へのターゲティングを提供する予定です」
という記載があった。
これもGoogleアドワーズの仕様になるようである。
まったく同じになるかは不明だけど。
下記はGoogleアドワーズの現在のキャンペーンレベルのデバイス選択画面↓。
いずれも、
広告を運用する広告主、広告代理店、
ひいては検索ユーザーにとっても、
よいバージョンアップではあると思う。
ただし、
非常に残念ではあるが、
CSVベースでの、データベース構造は、
今のところ、移行ポータルを見る限り、
GoogleアドワーズとYahoo!リスティング広告は同じようにはならないようだ。
キャンペーン数や広告グループ数、
広告文の文字数、
などの大きな違いがあることは、
大きな課題だと思う。
特に、
広告グループ数をYahoo!リスティング広告の、
少ない方のシステム制限に合わせなければならない制約は、
効率がよいとは決していえない。
(Yahoo!リスティング広告の上限は交渉可能だが)
※
Googleアドワーズ=
キャンペーン数の上限25個
1キャンペーン内の広告グループ数の上限2,000個
ヤフーリスティング=
キャンペーン数の上限20個
1キャンペーン内の広告グループ数の上限1,000個
こういったことが、
あまり話題にならないことは、
私はとても不思議に思うのだけれども、
面倒な設定や、
わかりにくさが、
ビジネスチャンスになっていることも確かなので、
声があがらない構造になっているのかもしれないですね。