2011年の検索エンジンマーケティングで新規参入を成功させる3つの要素
あけましておめでとうございます。
2010年は、いろんなことがありましたね。
ヤフージャパンとGoogleの提携によって、
検索エンジンビジネスは、
大きな転換期となりました。
来年の夏にはいよいよ、
Yahoo!リスティング広告の仕様が、
Googleアドワーズのものに変化します。
広告主にとっては、
ヤフーの巨大な検索市場と、
Googleの優秀なシステムが結びつくことで、
優良な新規顧客を獲得するチャンスになります。
このチャンスをぜひ、
逃さないようにしてくださいね。
●市場全体のなかで
検索エンジンマーケティングの市場は、
(インターネットビジネス全体がといってもいいですが)
成長期から、
すでに成熟期に入っているといってよいと思います。
インターネットの利用率がすでに横ばいになってしますので、
※参考 総務省資料45ページに図解
「インターネット利用者数」
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/pdf/HR200900_001.pdf
市場成長スピードに乗っかって、
同じような素早いスピードで成長していく戦略では、
生き残れません。
検索エンジン事態の利用率、
検索数も増えていることは事実ですが、
いままでのような右肩上がりではないことは間違いありません。
売上はあがりやすいが競争が激しいのでコストもかかりやすい、
安定はするが、急激な成長もできない、
というのが成熟期の特徴だと思います。
そういう意味では、
適切に変化に適応することができれば、
成熟市場というのは、
「実がなることががすでに実証済みの最適土壌」
であることがわかっているわけですから、
問題はコストコントロールと差別優位性づくりなわけです。
このへんにしっかり取り組めば、
やり方次第で、
大きなチャンスに転換することができます。
●新規参入の可能性
キーワード広告も、
SEOも、
「とてもじゃないが今から参入するなんて自殺行為」
という検索キーワード市場が、
2011年現在では多くなっていることは事実です。
成熟期なのですから仕方がありません。
しかし、
商品やビジネスモデルによっては、
まだまだ参入の余地がある市場は、
たくさんあります。
1,流行
2,のほほん業界
3,差別優位性のある商品
といった3つが代表的な「新規参入すべき要素」となります。
弊社では昨年、
ある食品物販のキーワード広告運用を請負ましたが、
「流行にのっている」「差別優位性のある商品がある」
という要素を満たしていたので、
非常にCPA(顧客獲得コスト)が低い水準で、
新規顧客を大量に集めることができました。
いままで検索エンジンでは、
「食品通販」
というのはとても売りづらいジャンルだったのですが、
成熟期を迎え、
ネットユーザーのネット購入のハードルが低くくなっていることを、
今更ながら非常に強く感じました。
「固有名詞」「そのものキーワード」以外の、
「周辺キーワード」からもコンバージョンを多く取れたのも、
特徴的でした。
「流行」という要素があると、
検索数が増えていて、しかし競合が少ない、
という状況になりますので、
入札単価が低く、かつコンバージョン率が高くなります。
ですので、
検索エンジンマーケティングで成果を上げたければ、
常に「流行」には敏感でなければなりません。
Google insight for searchを、
常に友としてください。
「差別優位性のある商品」
というのは、
つくろうと思って簡単にできるものではないですが、
検索エンジンでの集客は、
「そのキーワードの検索結果から比較選択される」
という前提のもとでの戦いになるので、
競合よりも商品・サービスを磨くことが、
即座に売上・利益につながりやすいのです。
広告やマーケティングに投資するよりも、
商品そのものに投資するほうが、
効率がよいことも非常に多いです。
「のほほん業界」というのは、
それなりに競争は激しいのだけれど、
それほど激しく戦わなくてもそれなりにやっていればそれなりに儲かる、
大手が寡占していないけど大きな市場、
という業界です。
住宅系、工事系、自動車系、教育系、大手が油断している古い業界、
などがその典型です。
個別の業界名やキーワードなどは書けないのですが、
基本的にはこれらに関連するキーワード市場は、
それなりに反応はあるのに入札単価がそれほど高騰していない、
「がんばれば大きくはじける」
というケースがまだまだ多いのでチャンスは十分にあります。
こんなわけで、
新年のご挨拶代わりに、
記事を書いてみました。
広告主にとっては、成熟市場の攻略は、
成長市場よりもはるかに高度な経営スキルが必要ですが、
それだけにやりがいはあるし、
その他大勢から抜け出せば、一気に抜け出せるチャンスでもある、
と私は思います。
また、
Googleの一極集中になりつつある、
検索エンジンというビジネスモデルそのものは、
極めて参入障壁の高いビジネスですから、
キーワード広告という媒体は、
おそらく数十年スパンの超長期の成熟期が続くと、
私は予想しています。
キーワードマーケティング研究所では、
今年から、
コンサルティング(経営も含めた)、
広告運用、
ページ制作、
を強めていきますので、
新規参入をお考えの方はぜひご相談ください。
私自身、
ここ2年半ほど、力を蓄える時期でしたが、
今年は原点に戻り、
徹底的にクライアントのビジネス成功のために、
没頭するつもりです!
PS
次回のブログでは、
「すでにキーワード市場で広告を出している人」
向けのコンテンツを書く予定です。