超おすすめ本
今日は、
ひさしぶりに「おすすめ本」です。
ビジネス書というのは、
本当に最高に効率の良い投資だと思います。
たった1300円を支払うだけで、
何百万円ものリターンがあったり、
事業の戦略に確信が持てたりします。
最近も、
素晴らしいお宝本に出会いました。
佐藤昌弘さん著の、
です。
この本は、
営業、つまりセールスの本です。
ネットビジネスとは直接関連ないんじゃないか、
と思われるかもしれませんが、
実はそうでもないのです。
私は、
この本をさらっと読んだだけで、
極めて重要な、3つの学びを得ました。
ひとつは、
「人間というのは、あまり考えさせずに試行錯誤させた方がいい」
という章。
現代社会は、
混沌としていて、本当に1年先のことも読めない時代です。
特にネットビジネスにおける、
ヤフーやGoogleを中心とした検索エンジンの世界は、
2007年頃に、
オーバーチュアがそれまでのシステムを変更したことで、
大きく様変わりしました。
それまで事前シミュレーションや、検索キーワードの選択、
といったことが大事だったのが、
品質スコアの導入や、
検索ユーザーが、複合キーワードによる検索をするうよになり、
「全体をカバーする」「アカウント構造をつくりこむ」
といったことの方が、はるかに大事になったんですね。
戦略が大事、
計画せよ、
予測力が必要、
などといわれているけれども、
確かに、
これだけ変化の激しい時代にあっては、
あれこれ考えているヒマがあったら、
やってみさせた方が早いわけですね。
この考え方を、
佐藤さんは、
「ハノイの塔」
というゲームを通して、見事な解説をしています。
どんなゲームかは、
見てのお楽しみです。
ふたつ目は、
「ヘタに問題を解決しようとすると、より問題は大きくなる」
という章。
人はうまくいかない時には、
その原因を突き止めたくなります。
しかし、
ビジネスの世界では、
本当に、
「うまくいかない理由」を探しても、
ほとんど解決策にならないことが多いのです。
この問題の解決策として、
佐藤さんは、
「うまくいった例外にフォーカスする」
というユニークな視点を解説しています。
また、
この「うまくいった例外」をどのように引き出し、
どのように使うか、
までステップ形式での解説がされています。
この点は、
営業だけでなく、すべてのビジネスにあてはまることなのではないか、
と思います。
すべては応用ですね。
みっつ目は、
「あえて言うとすれば?というフレーズを活用する」
という章。
これは本当に素晴らしいテクニックです。
特に、
現在部下や社員をマネジメントする立場の人、
あるいは、
これから経営に携わっていこう、
という気概のある人は、ぜひとも学んでおくべきだと思います。
それどころか、
夫婦関係をふくめた人間関係全般につかえるかもしれません。
また、
営業、つまりセールスの現場でも、
もっとも使える言葉だったりします。
私も最近多用していたことだったんですが、
部下のアイデアを引き出すとき、
などには本当に効果抜群です。
あらためて、
自分のやり方に確信を持ちました。
他愛もないことのようですが、
こういうことが、案外大事だったりするんですよね。
この本は、
「現在、社員やアルバイト、部下がいる人」
「いずれマネジメントをやろうと思っている人」
には、
とてもマッチすると思います。
あるいは、
「人間関係をつくるのがうまくない人」
にも、
効果覿面なのではないでしょうか。
おすすめです!